ゴルファーにとって、初心者から脱却するための最初の壁として100切りがあります。
この100切りという壁は初心者ゴルファーにとって結構高いです。
今回の記事では100切りの難しさを僕の経験も交えながら深堀りし、初心者ゴルファーが100切り達成するための道しるべを示したいと思います。
なお、この記事を書いている僕は学生時代にゴルフ部に所属していて、ベストスコアは76です。
100切りゴルファーはどれくらいいるのか

世の中に100切りゴルファーってどれくらいいると思いますか?
ちょっと古いデータですが、ゴルフダイジェスト・オンラインが2008年に実施したインターネット調査によると、アマチュアゴルファーの68%が平均スコア100以上だそうです。
つまり平均で100切れる人は32%ということ。
ただ僕の肌感覚では、
「100切れるゴルファーってもっと少ないんじゃないの?」
という感じ。
社会人になってから同期や友人でゴルフを始める人が増えて、いっしょにラウンドしたりする機会がありますけど、たぶん100切れるようになった人は10%くらいです。
(ちなみに、ゴルフ歴は3年~5年くらいの人たち)
会社のコンペに参加すると、ゴルフ歴の長い方たちがほとんどになりますが、それでも100未満のスコアで上がってくる人は20%くらいだと思います。
僕の周りが下手なだけかもしれませんが。笑
なので、1度でもコースを回ったことがあるゴルファーを全体としたときに、100切れる人の割合は20%もないんじゃないか?というのが個人的な感覚です。
(どなたか正確なデータをお持ちであればご教示いただけると幸いです。)
以上から、100切りというのはゴルファーにとって『最初の壁』ではあるものの、その壁は非常に高いということがお分かりいただけるかと思います。
ゴルフの100切りはなぜ難しいのか

では、100切りはなぜ難しいのでしょうか。
僕は100切りの難しさは次の点にあると考えています。
- 継続的に一定量の練習が必要
- 効果的な練習方法の知識不足
- コースマネジメントスキル不足
それぞれ深掘りしていきます。
継続的に一定量の練習が必要
当然といえば当然なのですが、どんなバックグラウンドを持った人でもやはり一定量の練習は必要になります。
“一定量”がどれくらいになるかは、人によりますよね。
過去にスポーツをやっていた人と、何もスポーツをやってこなかった人とではスタート地点が違います。
ちなみに僕の場合はゴルフを本格的に初めてから3か月くらいで初めて100を切りました。
その時の状況をまとめると以下のようになります。
- バックグラウンド
→ゴルフを始める前まで野球をやっていた - 練習
→週3,4日程度
1日100球~150球 - ラウンド
→月3~6ラウンド程度
バックグラウンドとしては、ゴルフを始める前まで野球をやっていたので、スイングの時の基本的な体の使い方は初めから自然と身についていました。
なので、初めからボールをヒットすることができないということはなかったです。
それから3か月間、練習とラウンドを重ねてやっと100切り達成できたという感じです。
練習の球数は3か月で最低でも3600球、ラウンドは9ラウンドはしたことになります。
これを踏まえて僕の周りのゴルファーはどうかというと、絶対的に練習不足です。
普段どれくらい練習しているか、まだ100を切ったことがない会社の同期に聞いてみると、「ラウンド前に2,3回練習する」人や、「まったく練習しない」という人がほとんどで、日常的にゴルフの練習をしている人はいませんでした。
一方で、100切ったことがある同期は毎週末ゴルフの練習をしていました。
僕の経験上も、練習で得られた良い感覚は1週間もクラブを握らないと、きれいさっぱり忘れてしまうので、練習を継続することが大切かと思います。
以上から、100切りのためには継続的に一定量の練習が必要ということが言えると思います。
効果的な練習方法の知識不足
練習の時になにか意識して取り組んでいることはありますか?
僕も初心者の時はそうだったのですが、初心者の場合『ただ球を打つ』練習になっていることが多いです。
ただ球を打つのではなく本番を意識した練習に変えることで、より効果的な練習をすることができ、結果として早く上達することができます。
では、効果的な練習をするために具体的に何をするかというと、『狙いを決めて打つ』ということです。
どの方向を狙っているのか、どこにボールを落とすのかを決めてから打つということです。
コースでは1球1球必ず、どこを狙うか、どこに落とすかを決めてから打つはずです。
それと同じことを練習でも行いましょう。
狙いを決めて打つ練習をすると、本番でも正しいアドレスができるようになります。
『ただ球を打つ』練習をしている初心者はコースに行くと、とんでもない方向を向いて打っているケースが多々あります。
結果、OBを打ったり林に打ち込んだり、スコアを崩してしまう原因になります。
練習の時から狙いを決めて打つ練習をしていれば、そういったミスは少なくなります。
また、落としどころを決めて打つ練習は距離感を養うことができます。
特に30ヤード、50ヤードなど短い距離のショットはコースで打つシーンが多く、距離感が重要なショットなので、練習の時から繰り返し練習するようにしましょう。
狙いを決めて打つ練習、落としどころを決めて打つ練習は90切り、80切りを目指すときも重要になります。
初心者のうちからクセを付けておくと良いです。
コースマネジメントスキル不足
ゴルフのスコアはクラブを使った技術だけでなく、コースマネージメントによっても左右されます。
コースマネジメントとは、『コースをどういう風に攻めるか』を考えたり、その場の状況でどこにどういう球を打つか判断することです。

このホールはティーグランドから230ヤード地点に池があるから、アイアンで刻もう。
このアプローチはライが悪いな、グリーンまですぐだしパターで打とう。
いくら球を打つのが上手でも、コースマネジメントが悪ければよいスコアは出せません。
逆に球を打つのがそれほど上手でなくても、コースマネジメント次第である程度スコアを良くすることができます。
ただ、初心者はコースマネジメントについては知らないことが多いので、予め知っておくだけで、100切りがぐっと近くなります。
100切りにフォーカスしてコースマネジメントを考えると以下のようになります。
- 9ホールダブルボギー、9ホールボギーで良い
- 池やバンカーに入りそうなら手前に刻む
- グリーン周りのアプローチは可能なら安全にパターで打つ
基本的にOBの1つや2つまったく問題ありませんが、ミスにミスを重ねて8,9,10のビッグスコアは絶対に避けなければなりません。
そのために、できる限りリスク排除したコースマネジメントが必要になります。
なお、初心者におけるコースマネジメントについては以下の記事も参考にしてください。
上手くなるための情報収集も大切
いかがでしたでしょうか?
100切りの難しさについて深掘りしてみました。
確かに100切りは難しいですが、効率的な練習方法で継続的に練習し、基本的なコースマネジメントスキルを身に着ければ、それほど時間はかからないと思います。
実際、練習方法とコースマネジメントについては、僕が100切りする頃はまったく知らない内容でしたが、早い段階で知ることができたら、もっと早く上手になれたなと思います。
上手くなるためには、上手くなるための情報をいち早く取り入れて実践していくことが大切だと思います。
今はゴルフスクールもいろいろありますので、お金に余裕があって手っ取り早く100切りしたい方はスクールの力を借りるのも1つの手だと思います。
ゴルフスクールの紹介記事はこちらを参照ください。
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初心者ゴルファーの皆さんがこの記事をみて少しでも役に立つと嬉しいです。
以上、ぷみくんでした。