ウェッジを購入するときはどんなものを選べばよいのかわからないですよね?

- ウェッジってそもそも何?どういうときに使うの?
- どういう風に選べばいいの?
- 初心者におススメのウェッジは?
初心者をはじめ、多くのゴルファーが持つこんな疑問や不安を解消します。
結論から言うと、ウェッジを選ぶときは『ロフト角、バウンス角、モデル』という、3つのポイントを押さえておけば問題ありません。
なお、この記事を書いている僕は学生時代にゴルフ部に所属していて、年間だいたい80ラウンドしていました。ベストスコアは76です。
ゴルフにおいてウェッジ選びは超重要
ウェッジってなに?
ウェッジには主に以下の種類があります。
- ピッチングウェッジ(PW)
- アプローチウェッジ(AW)
- サンドウェッジ(SW)
ゴルフクラブの番手でいうと、9番アイアンのあとにPW、AW、SWと続くので、ピンからの距離が短いショットやグリーン周りでのアプローチで使用することが多いクラブです。
短い距離のショット精度がスコアを左右する
スコアメイクする上で大切になるのが、100ヤード以内の短い距離のショットです。
50ヤード、30ヤードと距離が短くなればなるほど、より精度が求められます。

どうして短い距離のショット精度が大切なの?
ドライバーとか長い距離のショットの方が大切なんじゃ…?
短い距離のショットの精度が高ければ、スコアはまとまるからです。
例えば、ミドルホールの2打目でグリーンを大きく外してしまっても、アプローチでピンに寄せることができれば、1パットでパーで上がることができます。
一方、2打目でグリーン近くまで行ったとしても、アプローチでミス(トップやダフリ)をしてしまうと、簡単にダブルボギー、トリプルボギーになってしまいます。
初心者の人は特に、打ちっぱなしでドライバーなどの長い距離のショットは練習しますが、アプローチのような地味な練習はほとんどしません。
このため、コースに行ってアプローチのミスを重ねて、大たたきしてしまうというケースが非常に多いです。
以上から、スコアメイクの観点で短い距離のショット精度が大切なことが分かったと思います。
そして、短い距離のショットを『打ち易く、自分に合ったウェッジ』で打つために、ウェッジの選び方も重要になってきます。
なお、『アプローチが難しくてうまく打てない!』という方は以下の記事も参考になると思います。
ウェッジ選びの3つのポイント
では実際にどのようにウェッジを選べばよいのか見ていきましょう!。
ウェッジ選びのポイントは3つです。
- ロフト角を決める
- モデルを決める
- バウンス角を決める
ロフト角を決める
まずはロフト角を決める必要があります。

『ロフト角』って何?
ロフト角とは、クラブを垂直に立てたときにできる垂直線とフェース面でできる角度のことを言います。
ロフト角が大きいほど、フェース面が上を向くことになり、打球の際に球が上がりやすくなりますが、距離は出にくくなります。
ウェッジは番手表記のところにこのロフト角を表示しています。

SWのロフト角を決める
SWの場合、ロフト角は主に56度、58度、60度の3パターンあります。
上級者やプロは58度や60度を使う人が多いですが、初心者の人は56度をおススメします。
理由はロフト角は大きくなればなるほど、ショットの際にフェースの芯で捉えるのが難しくなるからです。
僕も昔から56度のSWを使っていますが、60度のウェッジを試打すると途端に難しく感じます。
また、バンカーからの脱出も56度だと58度や60度に比べて多少飛距離が出るので、簡単になります。
AWのロフト角を決める
AWのロフト角は何を基準に決めるかというと、“アイアンのロフト角の流れ”で決めます。
とあるアイアンセットのロフト角を見てみましょう。
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
ロフト角 | 24 | 27 | 31 | 35 | 39 | 44 |

このアイアンセットを使っている人が56度のSWを選んだ場合、AWのロフト角は何度にすればいいの?
アイアンセットは番手ごとの感覚が3度~5度のピッチで均等にロフト角が展開されています。
これは番手ごとの飛距離の差をある程度均等にするためです。
アイアンはピンを狙っていくクラブなので、残り距離に対してピンポイントに飛距離を出していく必要があります。
このため、番手ごとの飛距離の差を均等にして、どんな距離が残ってもピンを狙っていけるようにしているのです。
そうすると、PW(44度)とSW(56度)の間を取りたいので、50度のAWを選択すると、PW-AW間、AW-SW間の飛距離差が均等になりますね。
番手に関して分からない人は以下の記事を参考にしてください。
モデルを決める
モデルを決めるときはヘッド形状とソール幅を見ます。
ヘッドが大きい方が構えた時の安心感が大きく、ミスの許容範囲を広いです。
ソール幅も広いほど易しくなります。
バウンス角を決める
水平線に対してソールのでっぱりの角度のことをバウンス角といいます。
バウンス角が8度以下をローバウンス、12度以上をハイバウンスといいます。

一般的に、ローバウンスの場合は打球の際にクラブの“刃”が地面に刺さりやすく、ダフリのミスが出やすいです。
また、バンカーショットや球を高く上げるロブショットを打つ際に、フェースを開いて使いやすいので、上級者向きかもしれません。
ハイバウンスの場合は打球の際にソールが地面に当たって跳ねてくれるので、ダフリは出にくいですが、トップが出やすいです。
また、バンカーなどではフェースを開かなくても、バウンスが跳ねてくれるので脱出が簡単です。逆に、バウンスが効きすぎてしまうのでフェースを開いて使うには向きません。
初心者の人はローバウンスは難しいので、10度以上のものを選ぶと良いです。
僕も昔から10度を使っていますが、難しすぎず、フェースを開いて使うこともできるので使い勝手が良いと思います。
ゴルフ初心者におすすめのウェッジ
僕がおすすめするウェッジのブランドを2つご紹介します。
タイトリスト ボーケイ シリーズ
タイトリストのボーケイシリーズは僕が昔から使っているウェッジで、とても気に入っています。
フェースが少し小ぶりですっきりしたデザインで、操作性が良くプロもたくさん使っている世界的な名器です。
初心者向けというわけではないので、正直初心者が使うと難しく感じるかもしれません。
しかし僕は初心者のときからボーケイを使っていたせいか、状況に応じて、転がしやロブなどいろいろな種類のアプローチが打てるようになりました。
ウェッジを上手くなろうと思う方には、ぜひおススメしたいです。
キャロウェイ マックダディ シリーズ
こちらも世界的な名器です。
ボーケイに比べると、マックダディの方が易しいかなと思うので、初心者の人も全然問題なく使えます。
特にこの『マックダディ4』はソールも広いので、ソールが滑って球を良く拾ってくれてアプローチが簡単になります。
ウェッジがお気に入りクラブになるとゴルフが上手くなる
いかがでしたでしょうか?
ウェッジは種類も多くてどれを買うか悩んでしまいますが、ポイントを押さえていただければ間違って選んでしまうことはないと思います。
ウェッジは14本のクラブの中でも大事なクラブなので、たくさん練習して自分の武器にすると格段にゴルフが上手になります。

ぜひ『お気に入りのクラブはウェッジです!』と言えるようにしてくださいね。
ゴルフ初心者向けの以下の記事も参考にしてください。
以上、ぷみくんでした。