僕は仕事の時にスコッチグレインの革靴をメインで履いていますが、雨の日は革靴へのダメージが気になるので、ABCマートで購入したホーキンスの防水革靴を“雨の日専用革靴”として履いています。
ABCマートのビジネスシューズは5,000円~15,000円くらいの価格帯で売られています。
僕の周りのサラリーマンはABCマートと同じくらいの価格帯の革靴を履いている人が多いように感じますが、きちんと手入れがされているように見える人は少ないです。
確かに、安く購入した革靴は“履きつぶす”まで履いて、また買い替えるというパターンが多いので、あまり手入れをしようという気持ちにならないとは思います。
でも、安い革靴でも磨けばなかなか綺麗になるし、断然長持ちもします。
ということで、今回は僕が履いているホーキンスの革靴を磨いてどれくらい綺麗になるか見てみたいと思います。
【靴磨き】ABCマートのホーキンス革靴をピカピカに磨いてみた

今回磨く革靴はABCマートで売っているホーキンスプレミアムのアイステックシリーズです。
この革靴の特徴ですが、12,000円の革靴なので見た目はそれなりですが、アッパーには本革(撥水レザー)を使用しています。
また、ライニング、ソール、インソールが防水設計で作られています。
HPによると『完全防水ではない』とのことですが、僕自身この革靴を履いて2年ほど経ちますが、雨が革靴内に浸水してきたことはなく、防水性は非常に優秀です。

大雨の日でも安心して履くことができますよ!
実際に今回磨く革靴がこちらです。

半年くらい手入れをしていないので、キズが目立ちます。
特につま先部分やかかと部分に多くキズがある状態です。


この状態からどれくらい綺麗になるか、実際に磨いていきましょう。
ABCマートのホーキンス革靴を磨く
【Step 1】ブラッシング

まずはブラッシングで革靴についているホコリや泥を除去します。
使うのはコロニルの馬毛ブラシです。
【Step 2】ステインリムーバーで汚れ落とし

続いて、モウブレイのステインリムーバーを使って革靴の汚れを落としていきます。
ステインリムーバーをクロスにとって、革靴全体を拭いていきます。

【Step 3】デリケートクリームで革の保湿
モウブレイのデリケートクリームを使って、革の保湿をしていきます。
デリケートクリームを塗るときは、クロスで塗るよりも手で直接塗った方が塗りやすく、革へ浸透しやすいです。
久しぶりのケアということもあり、革靴が乾燥していたので革がどんどんクリームを吸収していきます。

デリケートクリームを塗り終わったら、革へ浸透しきるまで少し待ちましょう。
【Step 4】靴クリームを塗りこむ
サフィールのビーズワックスファインクリームを靴全体に塗り込みます。
サフィールのビーズワックスファインクリームは、クリームの伸びが良いので塗りやすく、塗った後の仕上げに吹きあげると上品なツヤが出ます。
塗るときは、ペネトレイトブラシを使用すると塗りやすいです。

クリームを少量ブラシにとって、円を描くようにクルクルと塗っていきます。
今回は革のキズが目立ったつま先部分とかかと部分は特に丁寧に塗っていきました。
【Step 5】ブラッシング

クリームを塗り終わったら、余分なクリームを除去して、クリームを革に馴染ませるためブラッシングしましょう。
この時のブラッシングが豚毛のブラシを使います。
豚毛ブラシでブラッシングすると、革に少しツヤが出てくるのが分かります。
【Step 6】仕上げの拭きあげ

最後にポリッシュ用クロスで革靴全体を拭きます。
ポリッシュ用の拭き上げクロスはいくつか種類がありますが、僕は銀座大賀靴工房のポリッシンググローブを使用しています。
グローブタイプなので、手のひらで簡単に拭き上げることができます。
またムートン素材なので拭き上げた後に綺麗なツヤが出ます。
靴磨き後の状態は?
これで靴磨き完了です。
仕上がりはこのようになりました。

全体的に良い黒ツヤが出るようになりました。
つま先に目立っていたキズも消えています。

かかとのキズも目立たなくなりました。


まとめ:安い革靴も手入れをすればきれいになる
いかがでしたでしょうか?
安い革靴でも磨けばちゃんと綺麗になります。
綺麗になれば、キズつけないように丁寧に履くようになるし、愛着も湧きます。
そうすれば、安い革靴でも、より長持ちさせることができますよ。
『安い革靴だから手入れなんてしなくていいや』と思わずに、一度磨いてみてはいかがでしょうか。
以上、ぷみくんでした。