
革靴の手入れでブラッシングって必要なの?
クリームで手入れしておけばいいんだよね?
こんな疑問を解決します。
良い革靴を買ったらしっかり手入れして、末長く履いていきたいですよね?
ただし手入れと言っても、靴クリームを塗って綺麗に磨き上げることだけが手入れじゃないですよ。
むしろ革靴の手入れで一番大切なのはブラッシングです。
ブラッシングを欠かさずにやることで、革靴の寿命は劇的に伸びます。
そこで、今回は革靴のブラッシングにフォーカスした記事を書いていきたいと思います。
良い革靴を購入して革靴の手入れを始めようと思っている方、これから革靴買うぞ!という方はぜひ参考にしてみてください。
なぜ革靴の手入れでブラッシングが大切なのか?

革靴の手入れというと、どのようなイメージがありますか?
靴クリームを塗ってピカピカに磨き上げる、そんなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
“靴磨き”という言葉があるように、クリームを使って綺麗に磨き上げるのは、革靴の手入れの醍醐味かもしれません。
クリームを使って磨くのも大切なことですが、革靴を長持ちさせるという点で一番大切なのはブラッシングです。
正直、革靴の手入れを始めて間もないうちは下手にクリームを塗ったりせずに、ブラッシングだけでもしっかりできれば十分なような気もします。それくらい大切です。
では、革靴の手入れにおいてなぜブラッシングが大切なのでしょうか?
それは、革靴を履いた後に革についているホコリや汚れを放置しておくと革靴の劣化が早まってしまうからです。
革靴の劣化を防ぐためにブラッシングが必要というわけです。
ホコリや汚れは革にとって大敵

ホコリや汚れはどうして革靴の劣化につながるの?
ホコリや汚れは革が本来持っている水分や油分を奪い、乾燥させてしまうからです。
革の乾燥は絶対に避けなければいけません。
乾燥した状態で履き続けると、革が硬くなり、履き心地が悪くなるだけでなく、最悪の場合革がヒビ割れてしまうこともあります。
こうならないようにするために、一日履いた革靴は必ずブラッシングしてホコリがついていない状態で保管しておくことが大切です。
革靴のブラッシングを実際にやってみる
それでは、革靴のブラッシングを実際にやってみましょう。
用意するものは馬毛ブラシと革靴だけ
ブラッシングをするときに用意するものは、馬毛ブラシと革靴だけです。
革靴の手入れで使うブラシには馬毛のほか、豚毛や山羊毛で作られたブラシがあります。
それぞれ用途・目的が違い、汚れ落としやホコリ除去を目的とする場合は、馬毛ブラシがおすすめです。
馬毛は毛先が細く、柔らかさがあるので汚れ落としにはピッタリなのです。
僕がいつも使っている馬毛ブラシはコロニルの馬毛ブラシです。


1つ1,500円程度で購入できますし、1度購入すれば何年も使うことができるので、大切な革靴を持っている方は持っておいたほうが良いです。
(僕が使っている馬毛ブラシは7年以上、毎日ブラッシングしていますが全くヘタレません。)
革靴ブラッシングのやり方
ブラッシングのやり方はいたってシンプル。慣れれば両足で1分もかかりません。
まずはアッパー全体についている、細かいホコリや汚れを落とします。

大きいストロークで大胆にブラッシングしましょう。
シューツリーを入れてブラッシングするか、ブラシを持つ手の反対の手は靴の中に入れてブラッシングするとやりやすいです。

全体のブラッシングを終えたら、コバ周りの隙間に入り込んでいるホコリを落とすように、ブラシの端を使ってブラッシングしていきます。
こういう細かいところはやはり馬毛のほうがやりやすいですね。

ウィングチップの革靴には穴飾り(メダリオン)があり、ホコリがたまりやすいので丁寧にブラッシングしてあげましょう。
ここまで片足30秒、両足で1分です。
まとめ:革靴を履いたらブラッシングを忘れずに
いかがでしたでしょうか?
ブラッシングは革靴を長持ちさせる上で非常に大切ですが、手間もかからないし簡単です。
大切な革靴を購入してこれから革靴の手入れをしていく方には、まずは帰宅してからのブラッシングの習慣を身につけていただけると良いと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
以上、ぷみくんでした。