【靴磨き】スコッチグレインのオデッサ(916BL)でハイシャインをやってみた

革靴

いつも仕事で履いているスコッチグレインのオデッサ(916BL)を初めてハイシャイン(鏡面磨き)してみました。

実際にやってみた手順と次回に向けての反省点を残しておきたいと思います。

ハイシャイン(鏡面磨き)とは

靴磨きにおいて、革靴のトゥ(つま先部分)を鏡面のように磨き上げて輝かせる技術をハイシャイン(鏡面磨き)といいます。

革靴の表面は細かい凹凸があるのですが、ワックスを何層にも重ねて塗り込んでいき、磨き込むことで凹凸がなくなり鏡面のようにきれいになると光が反射して輝くという仕組みです。

靴磨きでハイシャインは必ずしも必要ではない

僕はこれまでの靴磨きでは、ブラッシングと入荷性クリームによるケアのみ行っており、ワックスを使ってハイシャインはしていませんでした。

というのも、ハイシャインはシュー“ケア”を目的としたものではなく、化粧のようにドレッシーに仕上げることを目的とするものだからです。

お化粧が肌に良くないのと同じで、ハイシャインは革に良くないです。

鏡面にした部分をずっと放っておくと、革もろともひび割れたりすることもあります。

なので、ハイシャインは定期的に実施する必要はなく、結婚式やここぞという場面に限られると考えています。(ちなみに、今回は仲の良い友人の結婚式に出席するため、やってみました。)

乳化性クリームによるケアのみでも十分にきれいに仕上がるので、ケアのみを考えるのであれば、ハイシャインはやる必要はないです。

スコッチグレインのオデッサ(916BL)のハイシャインをやってみた

では、実際にハイシャインをやってみたいと思います。

もし革靴が汚れている状態であれば、通常通りのケアをした後に実施するのが良いです。

今回はケアしたばかりでしたので割愛します。

ちなみに、ハイシャイン前の状態はこちらです。

乳化性クリームのみのケアなので、つま先だけピカピカに光っているということはありません。

【STEP 1】まずはブラッシング

まずはブラシで革靴についているホコリなどを落とします。

僕が普段使っているブラシはコロニルの馬毛ブラシです。

毛足が長くサイズがちょどよい大きさなので、使いやすいブラシです。

ちなみに、毎日の帰宅後のブラッシングでもこれを使っています。

【STEP 2】つま先にワックスを塗り込む

オデッサのつま先にワックスを塗り込んでいきます。

使用するワックスは『サフィール ノワール』のビーズワックスです。

この際、靴磨き用の布ではなく指を使って塗っていきます。

指で塗った方が、指の体温でワックスが適度に溶け、伸びが良くなりムラなく塗ることができます。

指にワックスを少し取り、くるくると円を描くように塗っていきます。

ワックスを薄く塗った状態です。

【STEP 3】ワックスを乾燥させる

ワックスを塗り込んだ後、5分ほど放置して乾燥させます。

乾燥させずに磨きに入ってしまうと、ワックスが革に定着していない状態で磨くことになってしまい、うまく輝かないそうです。

【STEP 4】湿らせた布で磨く

クリームを塗るときに使っている布(古くなった綿100%のTシャツの切れ端)で磨いていきます。

ワックスのフタに水を垂らしておきます。

布を水で少し湿らせてから、ワックスをポンポンと叩き、磨いていきます。

常に布が湿った状態を保つように、少しずつ水を付けて磨いていきます。

磨き続けること10分。

ツルツルの鏡面とはいきませんでしたが、ある程度綺麗になったので終わりにしました。

(実際は手が疲れてあきらめてしまいました。。。笑)

結果がこちらです。

まとめ:ハイシャインはワックスの下地作りが大切

クリームのみで磨いた時とは異なり、トゥの部分の綺麗さがはっきりとわかるようになったので、ワックスによる磨きの効果はあったと思います。

しかし、写真を見てわかる通り、革の凹凸がまったく消えていません。

おそらくこれは、ワックスが革に定着しないまま磨きに入ってしまったことが原因だと思います。

そのため、次回ハイシャインをするときは、『ワックス塗る⇒乾燥⇒ワックス塗る⇒乾燥・・・』というように、ワックスの下地をしっかり形成してから磨きに入りたいと思います。

とはいうものの、革靴を撮影している自分がくっきり映るほどツルツルピカピカにしてしまうのは、なんか品がない感じがして。。。

今回くらいの輝きでも十分なような気もします。

また、ハイシャインをする機会があったら、今回の反省点を活かして綺麗に仕上げたいと思います。

以上、ぷみくんでした。

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