
本格的な革靴を買ったから、しっかりケアして長く履いていきたい!
でも、どうやって手入れしていけば良いのか分からないな。
そんなに時間をかけずにできる効果的なやり方ってあるのかな?
こんな悩みを解決します。
この記事では、靴磨きを短時間でかつ効果的に行う方法を説明しています。
なお、僕は社会人になってから本格的な革靴を初めて購入するのと同時に靴磨きを始めました。
初めて購入したスコッチグレインの革靴は7年ほど履き続けていますが、今回紹介する靴磨きのやり方を続けていて、今もキレイな状態をキープしています。
※僕が履いている革靴は以下の記事で紹介しています。
【靴磨き】1足10分で終わる簡単で効果的な革靴手入れ方法を紹介
今回靴磨きをするのはスコッチグレインのインペリアルⅡ(938BL)です。

【STEP 1】靴紐を外す
まずは靴紐を外しましょう。
靴紐があると、ブラッシングやクリームを塗る際に邪魔になります。
ただし、今回ケアをする内羽根式の革靴の場合は一番下の穴が外しづらく、無理に外そうとすると革を痛めるので、簡単に外せるところまで外せばOKです。(僕も普段は外していません。)
外羽根式の場合は靴紐を外すのは簡単なので全部外しましょう。

【STEP 2】馬毛ブラシでブラッシング

馬毛ブラシを使ってブラッシングします。
馬毛ブラシのブラッシングの目的は履いているときについた土やホコリを落とすことです。
革の表面だけでなく、コバ(ソールの側面の飛び出ている部分)と甲革の間などホコリがたまりそうな場所もブラッシングしていきます。
ちなみに、靴磨きの時だけではなく、毎日の帰宅時にも馬毛ブラシでブラッシングは欠かさないようにしましょう。
馬毛ブラシはコロニルの馬毛ブラシを使っています。
大きすぎず、小さすぎず、持ちやすいちょうどいい大きさです。
【STEP 3】デリケートクリームで保湿・栄養補給

デリケートクリームは革の保湿と栄養補給を目的としたクリームです。
革は手入れしないとどんどん乾燥していき、表面がひび割れを起こしたりしてしまいます。
こうならないように、革に潤いと栄養を与えて、長持ちさせるのがデリケートクリームの役割です。
革靴に限らず、革製品の保湿・栄養補給目的としてはモウブレイのデリケートクリームが定番です。

中身はトロトロの乳液みたいです。
僕はこれを手にとって、手で直接革靴全体に塗り込みます。
最初は布で塗っていましたが、手で塗った方がクリームを全体に伸ばしやすく良く馴染むので、手で塗るようにしています。
モウブレイのデリケートクリームは塗った後革に良く浸透していくので、ある程度多めに塗っても大丈夫です。
【STEP 4】乳化性クリームを塗る

続いて、乳化性クリームを塗ります。
乳化性クリームを使う目的は革の保湿・栄養補給に加えて、適度な光沢を与えることです。
先ほど使用したデリケートクリームは保湿・栄養補給に特化したものなので、光沢は出ません。
乳化性クリームには水分・油分のほかロウが入っているので、塗った後に磨くことで光沢が出ます。
光沢を出すだけならワックスを塗るという手もありますが、乳化性クリームによる光沢はワックスによるギラついた光り方よりも、より自然で上品な光り方になります。
乳化性クリームはいろいろな種類がありますが、サフィールのビーズワックスをおススメします。
※『ビーズワックス』という名前ですが中身は乳化性クリームです。
サフィールのビーズワックスは塗った時のクリームの伸びが良く、磨いた後のツヤもとても上品です。
カラーも豊富にラインナップされているので、自分の革靴にぴったりのカラーを見つけることができます。

塗るときはペネトレイトブラシを使用しています。
ブラシの方が手も汚れなくて良いし、塗りやすいです。
塗るときは、クリームをつけすぎないように注意しましょう。
ブラシの先端に『ちょん』とつくくらいで良いです。
あとはクルクルと円を描くように革靴全体に塗っていきます。
クリームが伸びなくなってきたら、また『ちょん』と付け足します。
片側で『2ちょん』くらい塗っています。
コバと甲革の境目に塗るのも忘れずに。
【STEP 5】豚毛ブラシでブラッシング

続いて、豚毛ブラシを使ってブラッシングしていきます。
豚毛ブラシによるブラッシングの目的は余分な乳化性クリームを落としたり、クリームを馴染ませることです。
豚毛ブラシでブラッシングすると、すこし革に光沢が出てくるのが分かります。

【STEP 6】グローブクロスで仕上げの磨き

最後に、仕上げ磨き用のグローブクロスでさっと磨いてあげると、ピカピカになります。
磨いた後の状態がこちらです。

あとは紐を戻して靴磨き終了です。
革靴は定期的にメンテナンスすれば長持ちする
僕は履いている革靴すべてに、この全工程を2,3か月に1回のペースで実施しています。
作業時間は、慣れてしまえば1足10分もかからないくらいの時間で終了しますので、忙しい社会人でもスキマ時間で作業できます。
それ以外は、帰宅したときのブラッシングは毎日、デリケートクリームで栄養補給は月1回くらいのペースで実施しています。
こうして定期的にメンテナンスをしてあげることで革靴は長持ちしますし、革靴に対して愛着が湧いてきます。
僕が初めて買った革靴は7年ほど履いていますが、定期的に欠かさずメンテナンスしているので、いまだピカピカでこれからもまだまだ履けそうな感じです。

ということで、短時間で効果的な靴磨きの方法について解説しました。
これから靴磨きを始める方の参考になればうれしいです。
以上、ぷみくんでした。