
TOEICのスコアは高得点なんだけど、いざ英語を話そうとすると全く話せない!
こんなに勉強したのにどうして話せないんだろう?
話せるようになるにはどうすればいいの?
こんな疑問に答えます。
僕はTOIECで795点を取得してから会社で周りの人からは「TOIEC795点の人=英語ができる人」という風に認識され、英語を使う仕事にもアサインされるようになりました。
ところが実際は日常会話レベルですら、ほとんど話せませんでした。
メールでのやり取りならまだしも、電話やWeb会議になると言いたいことが何も言えず、沈黙が続いて気まずい空気に、、、なんてこともよくありました。
これではいけないと思い、それまで実施していたTOIECのための勉強から、英会話のための勉強にシフトしました。
この記事では「TOIEC高得点だけど英語が話せない」人向けに、どのように英会話力を高めていくかをお伝えしていきます。
TOIEC高得点でも英語を話せないのはなぜか?

そもそも、TOEIC高得点の人がなぜ英語を話せないのでしょうか?
僕がTOEIC500点台のころは会社の人がTOEIC高得点保有者だと知ると、「英語が話せていいな~」なんて呑気に思っていました。
でも実際に自分がTOEICで高得点を取り、仕事で英語を話す機会に出くわすと、自分の英会話力のなさに愕然としました。

TOEICで高得点を取れば英語を話せるようになるんじゃないの~!
TOIEC高得点にも関わらず英語を話せないのは、TOIECと英会話では必要な能力が異なるからなんですよね。
TOEICで必要な能力は、
- 英語を聞いて理解する力
- 英文を読んで理解する力
ですが、英会話ではこれに加えて
- 言いたいことを英文にする力(英作文)
が必要になります。
英語と日本語は文法をはじめ言語的に大きく異なるので、ある程度英語の語彙力・文法力がある人でもしっかり練習しないと、自分の言いたいことを英語で伝えるのは難しいです。
例えば、以下の日本語を英語にしてみてください。
単語も文法も中学生レベルですが、これを瞬間的に英語にしようとすると結構難しいですよね。
このように、英会話力を向上させるためには英作文力を向上させる必要があるということです。
でも、TOEICの勉強では英作文力は向上しないので、いくらTOEICの勉強をしても英会話ができるようにはならないわけですね。
TOEIC高得点だけど英語が話せない人がやるべき3つのこと

英作文力を向上させるために以下の3つを実践することをおすすめします。
僕は今も3つとも継続して実践していて、非常に効果を感じることができています。
- 瞬間英作文トレーニング
- オンライン英会話
- 英語日記
それぞれ見ていきます。
その1:瞬間英作文トレーニング
瞬間英作文トレーニングは「日本語を見て、素早く英語に直す」というトレーニングです。
僕が使っている書籍は「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
この本は中学生レベルの語彙・文法を使った簡単な英文を「わかっている状態」から「使える状態」にするためのトレーニング本です。
先ほど挙げた例文は、この本にある例文の1つです。
このレベルでも慣れていないと瞬時に英語で声に出すのは難しいですね。
中学生レベルでは少しレベルが低いのでは?と思うかもしれませんが、日常英会話で使う語彙・文法のほとんどは中学生で学習する内容と言われていますので、決してレベルが低いわけではありません。
僕はこの本を実践することで以下のメリットがありました。
- 中学レベルの文法の復習になった
- 英会話のアウトプット力がついた
中学生レベルの文法でも、理解が中途半端になっている部分があったりしましたが、この本で改めて確認ができたり、自分で調べたりすることで良い復習になりました。
また、後述するオンライン英会話でのアウトプットの幅・スピードが向上したと感じました。
その2:オンライン英会話

英会話力を向上させるために、オンライン英会話は一番効果が高いのではないかと思います。
オンライン英会話をやることで得られる効果はいくつかあると思いますが、僕が実際にオンライン英会話を続けていて感じる効果は、英語に対する恐怖心がなくなることだと考えています。
外国人と英語で話すときは、たいていの日本人は
「正確な英語で話さないといけないんだよね?」
とか、相手から質問されたときに
「真面目に答えないといけないんだよね?」
とか思いますよね?
そういう気持ちが英会話に対して消極的な気持ちにさせてしまい、さらに言えば英会話に対する恐怖心となってしまうのだと思います。
僕も最初は同じように感じながらレッスンに臨んでいましたが、レッスンを重ねるうちに恐怖心は少しずつなくなってきました。
実際の英会話では少しくらい文法が違っていても相手に通じればOKだし(もちろん正確な英語で話せることに越したことはありませんが)、相手からの質問に対しても、論理的に間違いでなければ良い意味でテキトーに答えても問題ないです。
それが分かってからは自分の考えを積極的に表現していこうという気持ちを持つことができました。
そうなれば、会話の中でアウトプットの練習を繰り返すことができるようになります。
積極的に表現した結果少し間違っていても、オンライン英会話の先生は
「この単語(もしくはフレーズ)を使ったほうがいいね」という風に自然な表現の方法を教えてくれるのでインプットにもなるので一石二鳥ですね。

オンライン英会話って色々なサービスがあるから
どれを使えばいいのかわからないな。
自分に合ったオンライン英会話を見つけるには以下の記事を参考にしてみてください。
各社無料体験コースを用意しているので、無料体験を受講して気に入ったサービスに決めるのが良いと思います。
その3:英語日記

英作文のトレーニングとして有効なのが英語日記を毎日書くということです。
僕は、英語を独学で勉強して話せるようになった新井リオ氏による英語学習法を紹介した本「英語日記BOY」を参考に英語日記を毎日つけています。
新井リオ氏の動画でも言及されていますが、簡単にやり方を紹介すると、
- その日の日記を日本語で書く
- 特に言いたい一文をピックアップする
- その一文を英訳する
- オンライン英会話で添削してもらう
- 音読を繰り返す
となります。
僕はそれほど長い日記を書いているわけではないので、すべてを英訳しています。
特に大切なのは音読を30回、50回と繰り返すことだと感じます。
自分で言いたいフレーズでも音読を繰り返して初めて会話の中で使うことができるようになったからです。
音読せずに頭の中で理解しただけでは、使えるようにはなりませんからね。
あとは、できるだけ継続しましょう。毎日同じ分量を書くのがベストですが、疲れて書けない時もあると思います。
そんな時は一文でもいいから書きましょう。
まとめ:TOEIC高得点だけど英語が話せない人がやるべき3つのこと
いかがでしたでしょうか?
TOEIC高得点だけど英語が話せない人がやるべき3つのことは以下の通りです。
- 瞬間英作文トレーニング
- オンライン英会話
- 英語日記
大変ですが、これら3つを毎日継続して行いましょう。
少しずつですが、英会話で話せるようになる自分を体感できるのではないかと思います。
以上、ぷみくんでした。
もちろん上には上がいることは認識したうえで、一般的に795点というと高得点の域に入るのではないかと考えています。
なお、TOIEC受験者のスコア分布はIIBC(TOEICの主催者)のHPで確認できます。
>TOEIC公開テストの平均スコア・スコア分布